Googleは9月2日、「Gemini 3.8 Flash」とサイバー防御向けの「Gemini 3.8 Flash Cyber」を公開した。3.8 Flashの導入価格は入力100万トークン当たり0.75ドル、出力は同3.75ドルで、前世代の3.7 Flashと同じ水準に据え置いた。

名称にはFlashと付くが、単に応答速度を優先した軽量モデルではない。Googleは長時間のコーディングや自律エージェントでの利用を想定しており、複雑な仕事では推論やツールの呼び出しに時間を使いながら、完了まで作業を続ける設計だと説明している。

Cyber版は、コードの脆弱性を探し、修正案を作る仕事に特化した。Googleの社内評価では20言語を含むコードベースで70%を超える成功率を記録し、Chromeを使った試験では、大型の商用モデルと比べて正しい修正を2.6倍多く生成したという。

Chromeの社内評価でGemini 3.8 Flash Cyberが比較対象の2.6倍の正しい修正を生成した図
Chrome社内評価。数値はGoogleの発表資料より、AGI SIGNAL作図。

メモ

Flashという名前のせいで、どうしても廉価版に見える。けれどCodexやClaude Codeを一日中動かすと、一回の賢さより、失敗しても安く回し直せることの方が効く。

コードを読んで、道具を呼んで、テストに落ちて、また戻る。これを何十回も繰り返すので、トークンは驚くほど早くなくなる。最高の一回答より、裏で止まらず回り続ける方が会社を変える。

新しいモデルが出るたびに乗り換えるのは楽しい。一方で、仕事に埋め込んだ回数はモデルが変わっても残る。次のモデルを待つより、今ある仕事へ埋め込む回数を増やした方が、あとで効いてきそうです。

PRIMARY SOURCEGoogle — Introducing Gemini 3.8 Flash and 3.8 Flash Cyber