Anthropicは9月1日、「Claude Fable 5.1」と「Claude Mythos 5.1」を公開した。二つは同じ基礎モデルを使うが、Fableを一般向けに広く提供する一方、より高度な研究能力を持つMythosは、サイバーセキュリティや生命科学に取り組む審査済み組織に提供先を限る。

Fable 5.1では、コーディングや知識労働、長時間かかる作業への対応を強化した。ターミナル操作の能力を測るTerminal-Bench 4.0のスコアは55.8%で、前世代の42.0%から伸びた。キャッシュ読み取り価格の引き下げにより、通常の仕事で約25%、エージェント型の仕事では最大約45%の費用削減を見込む。

Mythos 5.1については、タンパク質設計や金星の高解像度地形図の作成、GPUカーネルの最適化といった実験結果を公開した。高い能力を一律に開放せず、利用者の身元や用途を審査した上で提供する点が、今回の製品構成の特徴となっている。

Terminal-Bench 4.0でClaude Fable 5.1が55.8%、前世代が42.0%を記録した比較図
Terminal-Bench 4.0。数値はAnthropicの発表資料より、AGI SIGNAL作図。

メモ

発表を読んで、モデル名より入口の分け方が残った。同じ頭脳でも、渡す相手と用途によって扉を変える。この分け方はかなり好きだ。

強いAIを全員へそのまま渡すのは怖い。かといって、一部の人だけが触る状態では使い方が広がらない。モデル選択のプルダウンを作る前に、誰が何を実行できるかを決める。企業でAIを使う時、実際に時間がかかるのはいつもこちらだ。モデルを選ぶ前に、誰が何を実行できるかから決めた方が良いかもしれませんね。

PRIMARY SOURCEAnthropic — Introducing Claude Fable 5.1 and Claude Mythos 5.1